先日、ペット同伴の避難所になっている二万小学校へ出張トリミングに行ってきました。
被災後、一番最初に訪れたここの避難所は、高齢のワンちゃんや送迎でストレスを感じやすいワンちゃんがいるので、
できれば現地でのトリミングが好ましいのですが、
小学校が避難所になっているため、子どもたちにワンちゃんの被毛でのアレルギーや汚物などの問題が出る可能性があり、
交渉しても現地でのトリミングはなかなか認められませんでした。
ただここの避難所の担当者の方は、何回もこちらと連絡を取り合いながら、
飼い主様とワンちゃんのために!と校長先生や、教頭先生を交えた会議の場でご提案くださいました。
その熱意で学校側からいくつかの規定を守ってくれるなら、とご了承いただき、
シャンプーだけできることになりました。
担当の方は、飼い主様とスケジュールの確認や、シャンプーをする場所、汚れた水の排水口の確認など、お忙しい中いろんな確認を学校側と取り合ってくださいました。
別の避難所の方にも、犬のシャンプーができるか連絡を取ってくれましたが、問題が出てはいけないとの理由でできませんでした。
(学校サイドの理由ももちろん理解ができます)
シャンプーをしている時、飼い主様が取材を受けられていて、「この子がいたからやってこれた」とお話しされているのが聞こえました。
避難に間に合わず亡くなってしまったワンちゃんが沢山いるなかで、お互いに支え合いながら、ご家族と幸せそうに一緒にいるワンちゃんの姿を見て、こういう時こそ、ボブテイルシュウが力になれることを考え行動していきたいと思います。
ずっと待ってくださっていた飼い主様との約束がやっとひとつ果たせました。